mega:bitプロジェクト
(画像をクリックすると動画を見られます↑)
◆デカいmicro:bitがほしいの
micro:bitを教材にするとき、多くの生徒にLEDディスプレイの表示を見せたい場合があります。演示だけではなく、生徒の作品を共有したいこともあります。LEDが小さいので遠くの席の生徒から見にくいので、近くへ行って見せるとか、書画カメラで電子黒板に投影するとか、いろいろやるわけですが、いっそ演示用にデカいmicro:bitがあると面白いんじゃね?というプロジェクトです。学校の黒板用に巨大な三角定規や分度器がある、アレと同じ発想ですね。
◆どうやってLEDの情報を取り出すか
micro:bitのLEDは5x5のマトリックスになっていて、内部のMCUからはマトリックスの行・列にアクセスができ、個々のLEDを点滅できます。このマトリックスにカードエッジからもアクセスできれば、LEDの情報を外に取り出せるのですが、残念ながらカードエッジには列(Col)の情報しか出ていません。(逆にこの情報の使い方がよくわからない)
取り出すとなるとmicro:bitに脳外科手術を施して、配線の一部を取り出すほかないのですが、それでは汎用性に欠けてしまいます。どうしよう。
◆チカラ技で取り出す
仕方がないのでLEDの点滅という光学的な情報を利用することにします。LED1つずつにフォトトランジスタを取り付けて、点滅の情報を電気信号に変換し、その情報で外部のLEDを点滅するという回りくどい方法ですが。LEDの点滅スイッチにはFETを使用します。
同じ回路を25個分用意する必要があります。
基板にしたものがこれ。中央にかたまっているのがフォトトランジスタです。フォトトランジスタはとなりのLEDの影響を受けないようにMDFで作ったフードを被せてあります。この状態でmicro:bitのLEDに密着させます。
フォトトランジスタは外部の25個のLEDと一対一で接続されます。ついでなのでA,Bボタンとスピーカーの出力も取り出しました。
この状態はまだプロトタイプです。目標は黒板に掲示できるサイズにすること。
To be continued