「さ~ボード」プロジェクト(20)ー 番外編・DCモーターを駆動する

「さ~ボード」プロジェクト。というか「いぬボード」の応用編。

「いぬボード」の出力はLEDを点灯する程度の電流しか流せません。
理科6年の内容としては、例えば温度センサーの値を取得して、扇風機のスイッチを入れる、というのは扱いやすい内容です。扇風機の模型としてDCモーターを使うにも、ある程度(1A程度)の電流が制御できる必要があります。
トランジスタでもいいですが、安価なMOSFETでスイッチングするのが簡単で、発熱も少なく小型化できるので、試作してみました。モーターと一体モジュール化すれば教材として扱いやすいものになると思います。

2SK4017は秋月電子で1個30円で入手できます。D1はモーター停止時に逆起電力が発生するため、その吸収用。R1はスイッチングの瞬間に出力にリンギングが出るのでその吸収用、R2はJ1がオープンの時でもゲートの電位を接地状態にして動作を安定させます。

2SK4017のVth(入力の閾値)は最大2.5程度ですが、「いぬボード」の出力は3.7Vありますので、十分スイッチングできます。