「さ~ボード」プロジェクト(17)ー 教材への適用・自動ドア2 測距センサの利用

児童の身の回りにある、情報技術を応用した製品として、自動ドアは良い例になります。前回の自動ドアの作例では、人の検知に「いぬボード」の光センサを利用しました。光センサは、実際にバスやエレベータのドアで使用されているのでこれでもよいのですが、より身近なコンビニのドアなどは測距センサが利用されているようなので、「いぬボード」のセンサ端子に測距センサを接続すれば、よりリアルな作例になりそうです。

秋月電子のカタログを見てみると、入手しやすい測距センサには超音波型と赤外線型があるようです。「いぬボード」のセンサ端子に直接接続するには、センサの出力がアナログ型のものを選択する必要があります。デジタル型の場合、一旦マイコンでデータを処理する必要があるので、今回の用途には不向きです。秋月電子のカタログから、アナログ出力で最も安価な「シャープ測距モジュール GP2Y0A21YK」450円を選択しました。

この製品は赤外線型で、5Vの電源、GND、出力の3つの端子がありますので、それぞれを「いぬボード」のセンサ端子に接続するだけでよさそうです。

データシートを見ると出力電圧は最短5㎝で約3V、60cmあたりで約0.5Vとなっていますので、教材には手ごろな距離感と思います。

全体の接続はこんな感じになります。